知恵市場とコミトンについて

■キャラクターの鳥はなんですか？

「南方系の鳥」というひともいますが、正解は「北方系の鳥」です。ワタリガラス、英語でRavenといいます。北海道から北極にかけての広い範囲に住むカラスで、カラス類最大の体長1メートルほどになります。ワタリガラスはアラスカ・インディアンや、アラスカ・エスキモーの神話では創造主として扱われています。アラスカを愛した写真家でエッセイストの星野道夫は、アジアから北米、南米と広がっていったモンゴロイドは、このワタリガラスの創造神話を共通の基盤として持っていたという仮説を持ち、それを実証するためにアラスカからシベリアに渡って、調査の途中、カムチャツカ湖畔で急死しました。ワタリガラスは、人間や植物や生き物をつくったものの、動かない「いきもの」たちを寂しく思い、天上から火を持ち帰って与え、それによってひとも植物も動物も生を得た、となっています。知恵市場はこの創造神話からイメージを借り、コミトンのキャラクターとしました。なおワタリガラスについては、星野道夫の最晩年の作品となった「森と氷河と鯨」（世界文化社星野道夫著 2718円）に繰り返し登場します。

■なぜテーマが幅広いのですか？

ビジネスパースンだからと言って、仕事しかしないわけではなく、家庭もあれば趣味もあります。QOLを高めるための方法や考え方には、限定された領域があるわけではありません。よって、知恵市場もあらゆるカテゴリから、QOL向上につながると思われるテーマを、そのときの切り口でお届けしているのです。

また「今」のテーマだけでなく、「これから重要になるテーマは何か」を常に意識しています。その代表的なテーマが「環境問題とビジネス」。いま、ほかの媒体ではほとんど扱われず、もしくはきちんとした扱われ方をしておらず、かつ、3～5年後の近未来に重要になるだろうと思われるテーマは、環境問題です。つまり、いま環境問題にコミットしておくと、数年先に、このテーマでビジネスと生活の「達人」になれる。こういった先を見たテーマ設定をしています。

■なぜ有料なんですか？

なぜインターネットでは情報はタダと決まっているんでしょう？優れた情報をつくるには、コストがかかります。主に人件費ですが、これが一番高い。作り手に、いい情報をつくらせるのは、読者からの支持とそれを表す料金の支払いだと知恵市場は考えています。

■@nifty会員じゃないと利用できない？

@niftyのダイアルアップを利用する会員である必要はありません。「@niftyID登録」をすれば、月額固定料金はなしで、コミトンの料金だけを払うことができます（すべての有料コンテンツをやめれば、料金はかからない会員です）。知恵市場では創立当初からniftyの「PATIO」（懐かしい！）サービスを使ってきた関係こともあって、@niftyのサービスを使っていますが、あくまでサーバ環境や決済インフラとして利用しているだけであって、@nifty会員に限定する目的で@nifty上でサービスを行っているわけではありません。

■ネットの情報は無料が常識だと思いますが？

そういう人は他の情報源で満足してください。

■やめるときはどうしたらいいですか？

こちらでご自身で登録を解除してください。解約は@niftyの規約に従って月単位になります。

■カード決済は安心できるのですか？

@niftyが技術の粋を結集して安全をキープしていますから、まず大丈夫です。もちろんなにごとにも絶対ということはあり得ませんが、万が一の時はカード会社も保険を利かせてくれるでしょう。安心してWebブラウザでカード番号を入れてください。@niftyID登録をするのも便利です。

■誰がやっているんですか？

事業としては有限会社水族館文庫の独立採算事業部「知恵市場事業部」が行っています。実際の編集と執筆は、paco/渡辺パコとToshi/高橋俊之がそれぞれ「主宰」「代表」と自称しながら行います。なお、知恵市場設立当初に参画していたSurfriderこと阪本啓一は、2000年12月を持って知恵市場を抜けました。別にケンカ別れしたわけではなく、今でも阪本氏は知恵市場の編集サポートメンバーとして関わってくれています。また主宰、代表の他に、数名のスタッフがボランタリーに関わってくれています。

■運営者のプロフィールを教えてください。

●paco/渡辺パコ

知恵市場主宰＆コミトンエディタ。ライター、デザイナー、コンサルタント、グロービス・マネジメント・スクール講師。1960年東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒。85年採用広告プロダクションでコピーライター、クリエイティブディレクターとして広告、会社案内の制作、PR戦略の企画立案などを担当。その後、独立して90年に有限会社水族館文庫を設立。94年から著作活動を開始する一方、Webサイトの設立・運営にアドバイザーとして積極的に参画、ビジネスインキュベーションを担当。雑誌などへの執筆活動も行う。著書に「論理力を鍛えるトレーニングブック」「手にとるようにIT経営がわかる本」「図解＆キーワードで読み解く通信業界」（かんき出版）、「LANの本質」、「生命保険がわかる本」など。mail:paco@suizockanbunko.com

●Toshi/高橋俊之
Toshi/高橋俊之（たかはしとしゆき）。知恵市場代表。株式会社グロービス執行役員、グロービス・マネジメント・スクール統括責任者を経て、2001年7月からフリーランスとして活動。成長期の事業マネジメントを中心に外部からグロービスに関わる一方、「日本人のQuality of Life(QOL)アップ」をキーワードに知恵市場に続くプロジェクトをプロデュースしていく予定。著書・監修書に「テクノロジー・パワード・リーダーシップ」（ダイヤモンド）、「ビジネスリーダーへのキャリアを考える技術・つくる技術」（東洋経済新報社）。mail:toshi@chieichiba.net

■本当に宗教とは関係ないんですか？

くどいですね、関係ありません!!　たまに、pacoもToshiも、修行僧のようだと言われたりしますが、あくまで比喩です。いたってまじめな普通の人です。金儲けも、おもしろい仕事も、音楽も映画も大好きです。

■コミュニティと有料サービス（WEBコンテンツ）との関係は？

コミュニティ（メーリングリスト）は、無料で運営しています。以前はテーマ制といって、毎月テーマを決めてディスカッションをしてきましたが、いまはテーマはやめて、コミトンの内容について、MLでディスカッションしたり、MLでやりとりした内容に触発されてコミトンの記事を書くなど、知恵市場のコンテンツ生成のエンジンとして活用しています。コミトンを読んでその内容について話をしたいときは、それぞれのテーマのMLにきてください。書き手（paco、Toshi、他）と直接やりとりすることができます。またメンバーの中にも深い知見を持ったトップビジネスパースンがたくさんいますから、刺激を受けることができるでしょう。

■コミュニティ（ML）にはどうやって参加すればいいのでしょう？

こちらをご覧ください。

■毎回の記事のテーマはどのように決まるのですか？

編集のpacoとToshiが、そのときどきの旬の切り口を探して、発信しています。ある意味、ふたりの時代を見る感性や感覚が知恵市場の質を決めています。ではこの質は高いのかと聞かれると、むしろ、「こいつらの見る目をおもしろいと思うかどうかで決まる」ということになると思います。

■コンテンツの信頼性はあるのですか？

またpacoとToshiの発想、アイディアだけでなく、知恵市場のメンバーの中から選りすぐりのビジネスパースンからなる「知恵市場ソース」MLメンバーに意見を求め、それをもとに、記事をつくることもあります。つまり知恵市場の記事は、単に編集者の意見だけでなく、知恵市場コミュニティに集う多くの知性の結晶なのです。

なお、コミトンの前身になる、有料メール「知恵市場エッセンス」のバックナンバーを見ていただければ、どのような情報が送られてくるかはわかると思います。バックナンバーはのリストはこちら、購入はこちらで。

■私もコンテンツづくりに参加したいのですが。

歓迎します。ただし、いきなり参加してもらってもとまどうと思いますので、まずコミトンの利用登録した上で、こちらで「コンテンツづくりに関わりたい」と書き、簡単な志望の動機を書いて、「送信」ボタンを押してください。